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文部科学省は、2025年6月3日付で「令和8年度大学入学者選抜実施要項について」という通知を発表しました。これは、2026年度入試(2025年秋~2026年春実施)に向けた全国の大学への指針であり、特に総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(旧推薦入試)の実施方法について、いくつかの重要な変更や留意点が示されています。
受験を控える高校生や保護者の方にとって、「何が変わるのか」「どんな準備をすればいいのか」を知ることはとても大切です。今回は、文部科学省の通知内容をわかりやすく解説します。
総合型選抜入試・学校推薦型選抜とは?
総合型選抜とは?
総合型選抜(旧AO入試)は、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致するかどうかを中心に評価する入試です。単に得点や偏差値で判断するのではなく、受験生がどんな目的意識を持ち、入学後にどんな学びや成長を目指しているかを重視します。
たとえば、「地域医療に貢献したい」「探究活動で見つけたテーマを大学で深めたい」など、
自分の経験と学びを大学の教育理念とつなげて語ることが求められます。
選考方法には、以下のようなものがあります。
志望理由書・活動報告書・小論文
面接(個人・集団)プレゼンテーション
探究活動や課題研究の成果提出
最近では、単なる自己PRではなく、思考力・表現力・課題解決力を問う実践的な選考を取り入れる大学が増えています。また、学校推薦型と違い、高校長の推薦書は原則不要。
自分自身の言葉で学びへの意欲を伝える“自己発信型”の入試です。
学校推薦型選抜とは?
学校推薦型選抜(旧推薦入試)は、高校長の推薦を受けて出願する入試方式です。
高校での学習成績・人物・活動実績などをもとに大学が多面的に評価します。
推薦には以下の2種類があります。
公募制推薦:全国どの高校からも出願できる
指定校推薦:大学が指定した高校の生徒のみ出願できる
推薦型選抜では、調査書・推薦書・面接・小論文などを用いて、
学力と人物の両面から評価されるのが特徴です。
ただし、文部科学省の方針により、推薦型であっても「基礎学力」を確かめる評価(筆記や口頭試問など)を実施する大学が増えています。アドミッション・ポリシーを理解することが合格の鍵
総合型・学校推薦型のどちらの方式でも共通して重要なのが、大学ごとに定められたアドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)です。
アドミッション・ポリシーには、大学や学部が
「どのような学生に来てほしいか」、「入学前にどんな力を身につけてほしいか」
が明確に記されています。たとえば、「地域社会への貢献」「国際的視野」「探究心」「協働性」といったキーワードが多く見られます。
受験生は、自分の経験や将来の目標とポリシーを照らし合わせ、「自分がその大学で学ぶ意味」を具体的に説明できるようにしましょう。
これらの入試は、総合大学では2020年の大学教育改革前から取り入れている大学が多かったですが、それを追随するように近年、医療系大学でも新規で取り入れる大学が増えています。
文科省が示したポイント①:「教科・科目に係る個別テストの扱い」
今回の通知では、総合型選抜や学校推薦型選抜で教科・科目に関する個別試験を実施する場合の取り扱いについて明確化されました。
つまり、面接や書類審査に加えて筆記試験などを行う大学が増える可能性があります。
文科省は「高校教育の本来の目的を損なわないよう配慮しながら、大学での学びに必要な基礎的能力を多面的に評価することが大切」としています。
受験生にとっては、面接や志望理由書だけでなく、学力の基礎もしっかり身につけることが重要です。
文科省が示したポイント②:「学力の3要素を多面的・総合的に評価」
通知の中で特に強調されているのが「学力の3要素」です。
大学は、入試で以下の3点を総合的に判断するよう求められています。
- 知識・技能
- 思考力・判断力・表現力
- 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
この3要素は、総合型選抜・推薦型選抜どちらでも重視される評価軸です。
特に③の「主体性・協働性」は、探究活動やボランティア活動など、高校生活全体での取り組みが評価されます。
探究活動やボランティア活動について、個人的に行う場合は必ず単発にならずに複数回継続して行うことをお勧めします。
1回目での反省や気づきを2回目に活かしていくなど、継続的な取り組みは良い評価がされます。
文科省が示したポイント③:「公平性・公正性の確保」
過去の入試で「期日違反」や「要項の不遵守(某T大学は話題になりましたね)」が見られたことから、今回の通知では公正・公平な運用の徹底が強く求められました。
大学には、出願期間や試験日程の厳守、評価基準の明確化などが義務づけられています。
受験生や保護者としては、「大学によって基準がバラバラ」という不安が減り、より透明性の高い入試が期待できます。
まとめ:多面的評価時代に合った準備を
文科省が今回の通知で示した方向性は、「大学入試を通じて高校教育と大学教育をより深く接続する」ことです。 単に点数で合否を決めるのではなく、「どんな学びをしてきたか」「何を考え、どう行動したか」が問われる時代に入っています。
総合型選抜・学校推薦型選抜を目指す皆さんは、**“勉強+経験+思考のバランス”**を意識した準備を進めていきましょう。
そして保護者の方は、お子さんの興味関心を尊重しながら、情報整理やスケジュール管理の面でサポートすることが鍵になります。
文部科学省「令和8年度大学入学者選抜実施要項(通知)」
(令和7年6月3日 7文科高第313号)
https://www.mext.go.jp/content/20250701-daigakuc_000005144_3.pdf
めでぃ男くん次のブログでは試験の日程に関するルールについて解説するよ!

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