「日本一の頭脳が集まる場所」と称される東京大学医学部。その名にふさわしく、全国の医学部の中でもトップクラスの偏差値を誇り、数々の優秀な人材を輩出しています。本記事では、東大医学部の基本情報に加え、女子学生の割合、卒業後の進路、国家試験の合格率などの最新データを交えて、東大医学部の実態に迫ります。
東京大学医学部の基本情報と偏差値
東京大学医学部は東京都文京区本郷に位置し、1877年に創設された歴史ある学部です。偏差値は75以上(河合塾や駿台による)とされ、全国でも最難関。1・2年次は教養学部として駒場キャンパスで学び、3年次以降に本郷キャンパスで専門教育を受けるシステムです。
「医学科」と「健康総合科学科」の2学科があり、前者は医師志望者、後者は公衆衛生・政策・研究職志望者が中心です。

医学のこと以外もたくさん学べて楽しそう!!



私も仕事で見学したことあるけど、とても楽しそうな授業が
沢山だったよ!
研究志向・海外志向の強いカリキュラム
東大医学部は、研究重視の教育体制で知られています。学生のうちから基礎医学や臨床研究に触れられるほか、海外留学やインターンの支援も豊富。ハーバード大学やスタンフォード大学などとの共同研究にも学生レベルで参加する機会があります。
女子学生の割合は?実はまだ少数派!
全国の医学部における女性比率は増加傾向にあり、2024年度の医学部入学者の女性比率は約39.8%。一方、東京大学医学部における女子学生の割合は約16.6%(2018年時点)と、まだ全国平均に比べて低い状況です。
医学科全体:459名中76名が女子(16.6%)
各学年:おおよそ15〜17%の女子割合
少数派とはいえ、女子学生は年々増加傾向にあり、今後のさらなる比率向上が期待されます。
最新ニュース:AI教育とカリキュラム改革
2024年、東京大学医学部は生成AIを活用した臨床教育プログラムを導入。AIを用いた模擬患者との対話訓練により、臨床的コミュニケーション能力を強化する新しい取り組みが始まっています。
さらに、2025年春からは新カリキュラムがスタートし、臨床実習の開始時期が前倒しされるなど、より実践重視の教育が導入されます。



実は今新カリキュラムになっている大学がとても多いんです。その背景は改めてお話します!
卒業後の進路:多様な分野で活躍
東大医学部の卒業生は、以下のように多彩なキャリアパスを歩んでいます。
臨床医:大学病院・地域病院・海外施設などでの臨床
研究者:国内外の大学・研究機関での基礎・臨床研究
行政・政策立案:厚生労働省などでの医療政策立案
企業:製薬会社・ベンチャー・医療機器メーカーなど
東大ブランドと研究・教育の質の高さを背景に、国際機関や世界の大学院へ進学する例も多く見られます。



他の大学と比較すると進路が幅広いのが特徴ですね!
医師国家試験の合格率は?
東京大学医学部は、最新の第119回試験(2025年)では以下の実績となっています。
受験者数:122名
合格者数:112名
合格率:91.8%(全国平均89.2%)
新卒者合格率:95.4%(108名中103名合格)
特に新卒者の合格率は非常に高く、東大生の地力と教育水準の高さがうかがえます。



学力だけで言ったら国家試験問題はそんなに難しくないけど、医者を目指さず別の進路に進む学生もいるから合格率は意外と低いんだね、、!



それでも新卒合格率は全国平均以上なのですね


東京大学医学部は、偏差値・教育・研究・進路・実績すべてにおいて、国内最高レベルの医学部です。女子学生の割合はまだ低いものの、今後の多様化とともに変化が期待されます。臨床、研究、政策、国際分野での活躍を視野に、東大医学部という選択肢をぜひ真剣に検討してみてください。
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